慢性頭痛や肩こりには鍼灸を
肩こりや頭痛でお悩みの方はかなりいらっしゃるようです。
理由「治らないから」正確に言うのなら「何かしらの切っ掛けですぐに再発するから」です。
肩こりや頭痛の理由も例にもれず「このページ」に書いてある内容が基礎なんですが、直接の理由はこれから書く内容になります。
内臓の弱さに対応して凝る筋肉
この図のとおり体には「経絡」という内臓に関係するエネルギーの道があります。
その経絡に不調が起きると対応した内臓に問題が起きるのですが、逆に内臓に問題があるとその経絡の走行路下の筋肉や皮膚に問題が起きます。
典型的なものが「凝り」です。
図には「膀胱経」「大腸経」「小腸経」が記されていますが、これは膀胱、大腸、小腸が疲れると肩首背中が凝る、という事を意味しています。
さらにこの3経絡はここに書かれていない「胃経」の影響をかなり受けます。
胃の調子は悪いと肩首背中全域が凝る、という事です。
当然この状況になると、肩首をマッサージしてもらっても殆ど効果はありません。
肩首の「筋肉には問題が無い」からです。
問題が無い場所に処置しても何も起きません。(15分くらいは楽な時間あるかもですが)
ですから肩こり頭痛でお悩みの場合「内臓の不調を治す処置」をすべきなのです。
頭痛と生理痛は同じ仕組みで起きる
実は「顎関節と股関節は協調して収縮する」という性質があります。
生理痛になる人は肩こりや頭痛持ちの人が多いです。
ですから慢性頭痛や肩こりを治せば生理痛も良くなります、逆に生理痛を治せれば頭痛や肩こりから解放されます。
この性質故に痛み止めには「頭痛、生理痛」とワンセットで表記される事になります。